第21話 ニュージー専門留学 後半戦スタート

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

今日のネイピアは久しぶりの曇り空と時に豪雨。
こういう時には良い写真も撮れません。

やむを得ず、専門留学のシリーズです。

リクリエーション&スポーツコースの専門課程履修も後半戦に。

座学も経理、コンピューター、基礎医学などから、一歩進んだ内容に。
例えばスポーツ・コーチ学、医療分野も病理学、整形外科学などに。

ナースコースの学生さんと一緒に授業を受けることも多くなりました。
ニュージーランドでは、学生さんといえども、40代は当然、50代、また60代でも普通です。
元々は教師をしていたり、あるいは子供たちが全員独立して、これから看護師さんになどなど。
学びたい時、学べる時に行くのが学校です。

座学だけでなく、スポーツコースらしく実践も含まれてきます。
その中にはいくつか忘れられない授業もあるので、これから少しずつご紹介していきますね。

今回はエアロビ・インストラクターです。
って、もとメディカルのスポーツトレーナーであり、柔道整復師であった自分。
そんな男も、単位取得のためにはエアロビ・インストラクターをしなくてはならない。
でも、別にレオタード着る必要はなかったですが (笑)

エアロビ講師のおばちゃんから何度かトレーニングがあります。
なぜかこのおばちゃんに、わたしは可愛がられる、というか、こき使われることに。
楽しかったので、よかったのですが (笑)

さて、最終的にこの単位を修得するためのテストがあります。
学校併設体育館のトレーニングジム、一般の方にも開放されています。
その内のカリキュラムにあるエアロビ・コース。
そのコースに集う、20人ほどのおばちゃんたちの前に立ち、実際にエアロビ・インストラクターとして指導する。
その結果を持って、単位と成績が付けられるのでした。

はて、困った。
エアロビしながら、英語で指導するのも大変。
エアロビに使用するミュージックも自分で用意。
そして振付もすべて作成。。

日本人として和の文化を取り入れようか…
音楽も太鼓や笛でも使おうか…

悩みに悩んだすえ、出た答えは「笑いを取りにいこう!」
もうこれでごまかそう、何とかしよう!

で、60代、70代以上のおばあちゃんがほとんどのエアロビ・コース。
選んだ曲は、マドンナの「Like a Virgin」
同年代なら必ず、そうでなくとも有名なヒット曲ですね(笑)

そして問題の英語に関しては、曲始まる前の挨拶で、
「Please do not trust my English!」
「Just follow and copy me!」

つまり、
「あたしの英語を信じちゃだめよ!」
「ただついてきて、そして真似てね!」

これで始まる前のつかみに成功。
もう爆笑の渦です。

そして始まる曲、「ライク・ア・バージン」にノルおばあちゃん軍団。

ここからの振付、もう日本の幼稚園を想像あれ!
全員で輪を作り、クルクルまわる。
輪を大きくしたり、小さくして、ストレッチと!

こうしてテスト時間でもあった、人生一度のエアロビ・インストラクターの経験。
もうずっと笑いながら、全員で楽しんでキャアキャア行って終わったのでした。

おばあちゃんたちには、大好評!
「Yoshi、またお願いね!」
などと声を掛けられ、他の学生たちからも「Well done!」
調子に乗ったのは当然です。

テスト結果も返却されてきました。
100点満点中、60点以上で合格。

点数は、70点。。
って、まぁ、合格だからいいかぁ…

そしてテスト内容についての評価にあった文章
「you have a good character, but…」

「あんたの性格はいいけど、でもね…」

性格ってエアロビには何も関係ないし。。
ちょっと調子に乗り過ぎたようです (涙)
でも単位取れたし、楽しい思い出と経験になってよかった!

もうこの人生でエアロビをすることはないだろうけど(笑)

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