第8話 ニュージーランド留学 IELTSテスト結果 編

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

前回第7話にて、最初で最後のIELTS受験のお話をしました。

さて、その結果が2週間後に届きました。

もう一度、少しIELTSについて紹介。
IELTSは、4分野に分かれています。

ライティング
リスニング
リーディング
スピーキング

この4分野のスコアをもとに、トータルのスコアが出されます。

さて届いた結果を見た感想は、微妙~、でも頑張ったやん!
そんな感じでしょうか。

まず驚きは、もっとも低スコアを覚悟していたリスニング、頑張って足を引っ張らないスコアを獲得です!
ライティングとリーディングは予想通りのスコアで良いんでないかい。

そして逆の意味で予想を裏切ってくれたのが、スピーキングでした。
前回にお話をした通り、担当官を目の前にくじ引き方式で選んだスピーキングのトピックは「スポーツ」。
もう自分の専門のひとつで、舞い上がり気味、喜んでお話をいっぱいしたつもり。

ですが、結果として4分野の中でもっとも低く、足を引っ張ったのがスピーキング…
なぜに?
ひそかに良いスコアを期待していただけにショック(涙)
今だからわかること、スピーキングは担当官と冷静に会話をしながらスピーキングをすることが大切なんですね。
調子に乗っておしゃべり調になってはいけません。スピーキングは適切なやり取りが命ですよ。

トータルスコアとしては予想以上に頑張りました。

語学クラスがある学校の専門課程、スポーツを学ぶ専門学校に語学クラスから進む条件として提示されていたスコアをギリでパスしていました。

他の10代後半から20代前半、語学クラスに通う日本人留学生の多くは、この専門課程に進むことを目標に頑張っていました。

ですから1度のIELTSテストでパスしてしまった、30代後半の私を複雑な心境でとらえていたようです。
「いいな~、すごいじゃないですか~ おめでとうございます。」
そんな言葉を歳の離れた同級生からいただきました。

ですが、クラス担任の先生、ずっとお世話になりっぱなし、ここまでの英語を伸ばしてくれた恩師でもあるジェス。
ジェスは、ご機嫌ななめ…
それをよく覚えています。
「Yoshi!あなたのスピーキング力でなんでこんなスコアだったの?プンプン(怒)」

そんな状況だった中でも結果として、最初で最後のIELTSでギリでも先の専門課程に進む条件を越えてしまいました。
ん~ どうしましょうか。
経営している日本の整骨院には、1年で帰国をすることになっていました。
気持ち的にはこの1年でニュージーランドを好きになっている自分。

迷いながらもまだニュージーランドを離れる気持ちになれず…

人生は選択の連続です。
その時までにも、何度と人生を左右する選択の繰り返しでした。
ですから、そんな時にはどうすべきか。
どんな選択をしても正解、不正解はありません。

そんな時には、時の流れに身をまかせてみるのがいつもの自分。
ひばりさんの歌ではないですが、考え込まず、自分にウソをつかずに流れてみます。
大切なこと、先の結果を頭で考えずに、静かに漂う流れを見つめてみること。

それにより、よい方向に行く場合も、悪い方向に行く時もあります。
たとえ最悪という結果になっても、時が経てばそれなりの意味があることに気付くことになったり…

その流れというものは、縁 とも呼ばれるものかもしれません。
よくわかりませんが…

なら、とどまらず少し先に進む努力を静かにしてみましょう。
自分でつかんだ結果を利用してみましょうかね。

そう決めても、ひとつの疑問が。。
この語学クラスの先にあるスポーツ専門学校、ニュージーランドでも有名。

ですが、私はどうもこの学校が好きになれませんでした。
ごめんなさい、当時の話です、現在のことはわかりません。
当時は、スポーツ専門学校でありながら、教室はビルの中(今は違います)。
学校の専用グラウンド、スポーツ施設やジムがあるわけでもなく、必要になるとウェリントンのどこかに出かけていく。

そして何よりも当時の専門課程の先生が、30代後半の日本人が条件をクリアして入学してくることを歓迎していない。
そのことを自分よりもジェスがお怒りだったのは、正直何か嬉しく思っていました。
「Yoshiの日本での学歴や職歴を考えたら、年齢とか英語とか大した問題でもないのに、アホよね!!」
そんな感じでした。。

そうよね、自分の学校を好きになれない。
出身大学のように、行くなら好きになれそうな学校を選びたい。。

そこで自分が選んだ方向は。
希望するスポーツ専門コースが設置されている、ニュージーランドの国立高等専門機関(ポリテクニック)に、自分の日本での学籍と職歴、そして今回のIELTSの結果を送ってみようぞ。
ですがポリテクの希望コースに進むための条件となるIELTSスコアには足りない、でももしかしたら他を加味してくれる学校があるかもしれない。

こうして残り少ない語学学校に通いながら、送付した結果を待つ時をウェリントンで過ごしていました。

止まっていた流れが動き出す。

それまで意識したこと、訪れたこともない街、ネイピア。
ネイピアにあるポリテク、EIT(Eastern Institute of Technology)のスポーツコース。
そこの講師、ジョン先生から、「一度面接してみようではないか」というお知らせが届いたのです。

こうして、面接を受けるべくネイピアに向かうのでした。

つづく

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