第15話 キャンパーバン 錆取り&塗装 2

ニュージーランドでキャンピングカー

前回、第14話にて、護送車(我がキャンパーバン、ハイエース)の屋根にある換気扇カバーの錆取り。
目立つサビを地道にワイヤーブラシで取り除く。
そして平面にみられるサビも紙ヤスリで除去。

ここからが本格的な再塗装になります。

すでに塗装されたカラーを落とすことは面倒すぎてしません。
ならばホワイトのカラーの上に新たな塗装を乗せるための作業です。
ツルツルの面に塗装をしても色がのらない。

なのでせねばならないのは、「足付け」です。
わざと紙ヤスリで細かい(600番ほど?)キズを付けます。
木材ならそんな必要もないですが、ここが金属塗装の面倒さ。

ここからは順を追って塗装を進めます。
(素人なので、参考にはしないで!)

・足付け
・汚れ落とし
・脱脂(それ用のスプレーで表面の油分を落とします。)
・プライマーをスプレー
・乾燥
・カラースプレー 1回目
・乾燥
・カラースプレー 2回目
・乾燥
・カラースプレー 3回目
・乾燥
・中擦り(表面を軟らかく耐水紙ヤスリで)
・脱脂を再び
・透明クリアースプレー
・最後のピカピカに耐水スプレーで磨きましょう。

どうですか?
本当に面倒、大変!
時間も多いに必要。

これがもし車1台すべての塗装としたら、どうしましょう~(笑)
今回は、ただただ換気扇カバーだけの練習です。

やはりカラースプレーを素人が綺麗に仕上げるのは本当に難しい。
15~20センチほど離したスプレーをけっして止めることなく、常に動かしながらのスプレー。
早くスプレーし過ぎると表面がブツブツ…
一点をついつい狙い撃ちして、ゆっくりスプレーし過ぎると垂れていく…(泣)実際に経験してみるとわかります。

木材加工と違い、やはり金属塗装の経験は本当に今までも稀。
将来に向けての経験です。

ですが、今回も大きなミスが。。

カラースプレーを3回ほどして乾燥。
最後に透明なクリアースプレーをします。
これは、ペイントを保護するためにラップするようなスプレーです。
この透明なスプレーをする前にペイント表面を出来る限りツルツルにする。

そしてクリアースプレー前に最後の脱脂(完全に油分を取り除く)作業。
ここではしっかりと、ウエスを使ってふき取ります。
ウエスとは、機械などの清掃に使われる布。
古着の再利用をした古布ですが、できるだけ繊維の布クズがでないように処理された専用の布です。
古着のパンツやシャツではなく、ちゃんとホームセンターで購入したものです!(笑)

ここはしっかり汚れと油分を神経質に拭き取り作業を行います。

ところがなぜか、拭いていくと青いスジが白いペイントの上に現れる…
理由がわからない…
どんな化学反応?
綺麗にするためのスプレー成分とペイント成分が反応して青くなる?
油分?汚れ残り?でも青いものが取り除けない…(泣)

まったく化学嫌いの私には理解できない…
仕方がないので、モワ~ンとした表面の青いものを隠すためにまた白いスプレー。

そして乾燥したら同じ作業。
今度こそしっかり綺麗に!!

ところがまたまた青いモワ~ンが浮かび上がる…
拭いても取れない…(大泣)

困った、、
これは妥協して白い車体に青さは残したくない。。
何が原因?
そんな考えてもわかるはずないし…
途方に暮れます…

じぃー と青いモワーンを見つめる…
ゲッ もしかして、ウエス(拭き取る布)の青が色落ち?
まさか~

と、試しに青いウエス(写真の)で表面をこすってみる。。
ウエスの青色が色落ちして移ってるだけやん!!

てっこって、理系の方なら誰でもご存知、キムワイプ。
これぞホコリの付かないティッシュでやり直しです。

何でも一緒。
経験不足なのに、動画やインターネットでプロの技の上澄みだけマネをする。
でも基礎ができていない。
基礎の基礎を理解していないから、単純なミスにも気付かない…

塗装も、英語もスポーツの世界でも、添乗業務でもあっても同じです。
経験を積んで、ミスを重ねて、基礎をしっかり。
その上により多くの経験を積み重ねて、その道のプロへと近づいていく。。

金属塗装や板金、溶接、エンジン整備…
興味があり、是非上手になりたいことがいっぱいあります。
でも経験を積む十分な時間や機会、残りの人生では足りなさそうです…

やはり車体の塗装はプロに任せましょうね!(笑)

それでも経験をしてわかったことが今回も多くありました。
0回の経験と1回の経験では大きく違います。

こうして妥協の賜物ですが、頑張ってサビ取りと再塗装をした換気扇カバー。
もとの護送車の屋根に戻してあげました。

これからもしっかりメンテナンスを、できることは自分でがんばります。
お粗末さま。

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