振り返ればまた学生? 柔整専門学校 #2

人生を振り返る忘備録

30代前半、また勤労学生をしておりました。
大阪市の新設校、柔道整復師専門学校・夜間部

前回の #1 では、専門学校入学の経緯をお話しました。

大学卒業後、サラリーマン生活を経て、カイロプラクター養成校に3年。
カイロプラクティック院の経営もやっと安定してきたのも束の間…
またやってしまっていたのです(笑)

滋賀県でそれまで順調に経営をしたいたカイロプラクティック院を午後4時で閉院に変更。
それまでは午後9時頃まで頑張っていたのとは大違いとなります。

午後4時、家を飛び出し30分のドライブ。
滋賀県の田舎にあるJR最寄り駅。
駅近くに借りた駐車場に車を置き、大阪方面の新快速に飛び乗ります。
約1時間の電車通学。
新大阪駅到着後、速攻で地下鉄に乗り換え、学校近くで下車。
午後6時ギリギリに学校到着です。

午後6時間から夜間部の授業を3時間。
大阪駅まで徒歩で移動。
滋賀方面行きの新快速に乗り込む…
滋賀の田舎にある自宅にもどるのは、毎日午前0時前。

月曜日から金曜日まで週5日。
このような日々が始まってしまいました。
けっこうハードな日々。
でも、それまでも無茶苦茶な寝る時間のない勤労学生をしていたので、当時はなんとも思っていなかったようです(笑)
まだ再びの生活も始まったばかり、まだ若かった?(笑)

医療系専門学校の学費は、文系大学以上に高額です。
カイロプラクティック院経営で貯蓄をした額だけでは先が見えています。
なので、日々の施術も休むことができません。
夜の施術時間が減った分を土曜日、必要なら日曜日も開院していました。

それでもやはり補填をするには、施術時間が足りません。

専門学校入学をして3か月ほどだったでしょうか。
学校の掲示板に、「日本育英会(当時)、奨学金募集」。

すでに2つの教育ローンを銀行から受けていました。
1つはすでに完済、もうひとつはまだ返済中です。

ですがやはりここで少しでも奨学金を受けることができるのなら、本当に助かります。
学校の事務所に行き、日本育英会の奨学金について聞いてみました。
なぜかこの時の模様をよく覚えているんです。

「奨学金の申込みできますか?」
「できますよ、でも審査があるので受けられるかどうかはわかりませんけど。」

「奨学金は月いくら受けることができるんですか?」
「最高で月10万円まで申込みができます。でも申込みをしても10万円が出ることはほぼありません。。」

「ははぁー ダメもと!月10万円で申込みしてみます!」

ということで申込書を記入。
必要な書類も用意をして、あまり深刻に考えず申込みをしました。

奨学金というのは聞こえはよいのですが、要は借金です。
出来る限り借金はせずに生きてきたのですが、やはり当時の勤労学生生活はつらかったんです。
急にカイロプラクティック院の収入が減ってしまいました。
もちろん自業自得、それも覚悟のもとだったのですが。

しばらくして、学校事務所から呼び出しです。
奨学金もダメもとだったので、ほぼ記憶から消えておりました。

「Yさ~ん、奨学金の申請が通りました。よかったですね!」
「ありがとうございます!で、月の支給額はどうなりました?」
「それが満額の10万円です!」
「えっ……」

なんとな、毎月10万円も奨学金が支給される?
いやいや、されてしまうの?

医療系専門学校の授業料支払いには、嬉しいかぎり!
でもですね、毎月10万円の支給。

少しだけ時は先に進みます。
卒業後の返済は、コツコツコツと毎月15,000円ほど。

日本育英会の名称も知らないうちに、日本学生支援機構と変わる。
学校卒業後、日本から遠く離れたニュージーランドに移住した私。
ですが、逃がしてはくれません。
どこまでも追ってくる返済です(笑)

みなさんもご存知のこと。
これが本当にきっちりと居所も追跡してくるんだ!

借りたものはもちろんしっかり頑張って返済はしていたのですが。
専門学校を卒業後、ずっとずっと時は流れ、2018年10月。
学生支援機構からニュージーランドの自宅にハガキが届きます。
それがこちら…

返還完了証

って、賞状みたいなものがこんな地にまで届いたんや…

15年以上の返済でした。
嬉しくもあったのですが、これが3つ目の教育ローン完済。
なんとも勤労学生生活が長すぎた人生…
我ながら呆れてしまいます(笑)

話はずっと昔に戻ります。
とにかく、こうして柔道整復師専門学校生の無茶な生活が始まったのです。

避けては通れないお金の問題をなんとかクリアしながらの当時でございました。
どうしてこんなことを思い出したのだろう?(笑)

#3 につづく。

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