前回、「国内旅行業務取扱管理者2」のお話。
国家試験において合否を分ける要の科目「観光地理」
過去10年以上の国家試験において出題された「観光地理」の内容すべて。
それを都道府県ごとの白地図上に抜き出す作業を始めます。
何気なく北の北海道から始めた作業。
北海道が日本一の観光地ということを忘れておりました。
そのため、北海道だけでも1カ月近くを要することになってしまいました…
山、川、湖、渓谷、半島、海岸、棚田、高原
世界遺産、国立公園
城、神社仏閣、庭園、古墳、橋、
祭り、郷土料理、民芸品
解答だけではなく、選択肢、問題文、そこに登場したものすべて!
なぜにこんなことを始めたのやら(笑)
ニュージーランドの地で、仕事の合間に。
時にはツアー業務中のホテルで深夜に。。
まぁ、コツコツコツ作業は嫌いではありません。
途中から受験勉強というより、もはや資料作成作業。
国家試験日に記憶のピークを合わせる。
早すぎる暗記はただただストレスを作るのみ。
スポーツの世界でいえば、試合の日にピークを!
「ピーキング」です、なんでも同じ!(笑)
そうとはいえ、たとえば「作並温泉」と過去問に登場する。
すると「温泉マーク」を白地図上の宮城県仙台市郊外に記さねばなりません。
場所を調べていると、温泉だけでなく、興味も湧く!
「どんな温泉かいな?」
そんな時に大活躍をした本があります。
「Yoshiの愛読書シリーズ 17」で登場。
「旅地図 日本」
地図だけでなく、写真もいっぱい。
資料作成しながら、暗記ではなく楽しみながら少し記憶に残して。。
長崎の卓袱料理。
しっぽく料理って読むんや~ 豪華な盛り合わせ~!
あら、美味しそう!
そんな感じで毎日毎日北から南下していきます。
北海道、東北はやはり観光施設が多い。
関東に入り、茨木や栃木、埼玉ともなれば、観光地が少ない。
2日ほどで1県が完了してしまう時には、嬉しいかぎり!
馴染み深い、静岡、岐阜、三重ともなればやはり調べることも少なくて楽ちん!
そして京都です…
もはや神社仏閣の雨あられ。
それだけではなく、どれが世界遺産で…
京都南部に無数の神社マーク、お寺マークを散らばせる?
「これ、全部覚えるんやな… 後に置いとこ!(笑)」
こうして観光地理の受験勉強。
といえども、これほどに役立つお勉強もありません。
ニュージーランドという日本から遥か彼方の地に生きながら…
日本の観光地、温泉、名産品、神社仏閣、お城…
すべてを勉強できる、これぞ実学です。
社会生活において実際に役立つ勉強。
好きなことを勉強できるのは幸せなことです。
ニュージーランドでスポーツを学んで以来のことでした。
こうして辛さもあり楽しさもあり、もう続けるしかない日々。
2016年5月に始めた作業。
時は流れて半年後の11月。
北の北海道から始めた作業。
南の地、沖縄をまとめあげ、観光地理の資料作成を完了です。
久しぶりに作成資料を開いてみました。
この資料の価値は今も計り知れない!
これぞ極秘資料が、ニュージーランドの地にあります(笑)
2017年9月の国家試験に向け、受験勉強はこれからが本番です。
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