これが乃南さんの著書を紹介する2回目となります…
と、いう書き出しにしようと思っていたのですが…
あれぇ、音道貴子シリーズはまだでしたか?
てっきり登場済かと誤解をしておりました。
はい、乃南アサさんの代表作には、「凍える牙」から始まる刑事、音無シリーズ。
交番警察官のお話、「ボクの町」など、これは私の好み!
いづれまた近いうちにご紹介します!
ネタがこんなところにも残っておりました(笑)
今回ご紹介するのは、「マエ持ち女二人組」シリーズの3冊。
表題にした、「いつか陽のあたる場所で」
「すれ違う背中を」
「いちばん長い夜に」
この3冊。
あらすじ的には、前科を持つ女性2人の生活。
恋に仕事にそれぞれに頑張るのですが、やはり前科が問題になり…
こんな言い方をすると、小説も重たいのかと思いきや…
そこは2人の人間性深く描かれ、そして清々しい生き方。
前科といわずとも、人それぞれに欠点、弱点、暗い過去…
そんな荷物を背負いながら生きていくものです。
年齢を重ねれば、色々な経験を積み重ねていけば…
より重たくなっていく荷物。。
小説中の2人は、重たすぎる過去から逃げそうで、やはり逃げることなく。
3冊の小説を読み進めていくと、2人にしっかり感情移入をしていること、間違いなし。
応援せずにはいられない、そんな主人公が存在する小説です。
ただひとつ…
きっとエンディングについては、賛否分かれるのではと思います。
それは読者それぞれが思うこと、お任せします。
ぜひオススメの小説です。
コメント