野田知佑さん、有名なカヌーイスト、エッセースト。
野田さんのエッセイが本棚に数冊あります。
どの文庫本をみてもけっこう年季が入っています。
ボロボロだな(笑)
発行日を確認してみると、どれも昭和の終わりから平成の最初。
すべてが35年以上前…
もしかしたら学生時代(私の初期学生時代)に読んだものが今も一緒に。。
よくもこんな遥か彼方まできたものです(笑)
人生に大きく影響を受けた作家としては開高健さんの方が大きいかと思います。
ただ野田さんの旅行記では必ず登場するカヌー犬「ガク」。
「川を下って都会の中へ」でほんの少しだけ紹介されている「ニュージーランド」
そしてこの本の表紙。
この3つが昔からずっと印象に残っていました。
申し訳ないのですが、エッセーの内容よりもこちらの方が強いのかも(笑)
もちろんどのエッセーを読んでも面白いにきまっています。
こうして私の人生の半分以上の時間、これらの文庫本は手元に残ることになったのでしょう。
ただ捨てられなかった、ってことです(笑)
久しぶりに「川を下って都会の中へ」、ニュージーランドの部分を読み返してみます。
マウントクックの麓、プカキ湖のほとりでのキャンプの様子。
きっと35年ほど前のことで、牛ステーキ肉が100円、ラム肉が30円とあります。
さすがに今はそれほどお安くもありません。
ただツアー業務で数えきれないほどエッセーにあるキャンプ地を訪れました。
マウントクックとプカキ湖の美しさはきっと昔と変わりありません。
当時と同じく国立公園内のため、しっかり自然が管理されている。
管理ということは、自然以外に人工物が最低限しかありません。
小さな空港、歴史あるハーミテージホテル…
このエッセイを読んでいた頃、夢にもニュージーランドに住むなどとは露知らず。
自分が仕事でこの地を案内することなども。
それがニュージーランドで移住者となり、なぜか柴犬を飼うことになったのが8年ほど前。
もちろん頭にはカヌー犬「ガク」、そして表紙の写真のことは忘れていない。
ただカヌーに実際乗ってみると、けっこう船酔いするんだ。
自分が船の揺れに弱いことをあらためて実感したニュージーランド。
そしてカヌー犬役の柴犬「せん」。
こやつ足がとどかない水が嫌い、泳ぎも得意でない。
たまに泳げば、いつもの余裕は吹っ飛び、犬かきに顔が必死!
人間も犬ともに、どうもカヌーには向かないようでして…(笑)
仕方がない、それなら…
柴犬せん、現在は「車中泊キャンパー犬」として活躍をしております!
カッコイイ!?
ただドライブと自然の中で遊んでいることが好きなだけ…
そうとも言えます。
現在のせん様は、気持ちよさそうに爆睡中。
これで良い
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