愛読書 24 ~ 藤沢 周平 著「蝉しぐれ」

Yoshiの 愛読書

ニュージーランドがロックダウン状態に突入して、一週間が過ぎました。
日頃の移動が極端に制限されている分、本を手にする時間も多くなります。
ネットの世界にずっと長くいるとやはり疲れる。
そんな時の逃げ場は、ゲーム… という性格でもないので、やはり読書。
ニュージーランドのテレビ番組はさっぱり面白くないので、日頃もラグビー以外ほぼ観ません。

さて、もしかしたら日本もニュージーランドやヨーロッパのようなロックダウンになるかもしれない。
もはや冗談でもない状況ですよね。

そんな時こそ読書、日頃は仕事が忙しくて好きでも本が読めない方もいらっしゃるかも。
なら今から本のご用意をしておいても損はないかもしれません。

と、ここで今回の本をご紹介する段になって気付きました…
2回連続の時代小説ではないですか~
もちろん好きなんですが、時代小説ばかり読んでいるわけでもないですよ(笑)
お許しください。

時代小説作家さんで一番好きなのは、ご存知、池波正太郎さん。
でもそれ以外の作家さんの時代小説も読むんです。

今、読んでいるのは平岩弓枝さんの超ロングシリーズもの。
こちらはまたの機会に。

池波さんの小説でオススメしたいものは、どれもやはりシリーズもの。
シリーズものを読破するには、相当のエネルギーが必要です。
そうではなく、気軽に無理なく読めて、心穏やかにいられるもの…

やっとのご紹介です。
藤沢周平さんの『蝉しぐれ』
藤沢さんの代表作ですね。
ドラマ化も映画化もされたので、ご存知の方も多いかと。

『蝉しぐれ』の他には、いづれご紹介するであろう、『隠し剣』の2冊。
そして、映画も売れたので有名な『たそがれ清兵衛』でしょうか。

『蝉しぐれ』、藤沢さんの小説では度々使われる「海坂藩」で成長していく文四郎。
剣術とともに生きる文四郎、そしておふくとの恋愛、そして取り巻く友人との友情、藩の役人として働く苦悩…

内容は読んでいただくとして、読んでいると日本人としての心の機微を思い出すことができる小説です。
「人それぞれに歴史あり」
きっと知らず知らず、あなたの歴史を思い出しながら読み進めていくことかと…

今こそ、歴史が動く時。
こんな時こそ、落ち着いて、ほっこりお読みくださいね。

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