愛読書 42 ~ 池井戸 潤 著「下町ロケット」

Yoshiの 愛読書

はい、阿部寛さんのドラマですよね!
確かにそうなんです。
ドラマもしっかり楽しませていただきました。

 

池井戸潤さんの代表作、直木賞受賞作です。
下町ロケット」でございます。

もう小説の中身はそれほどお話する必要もないかと。
下町の製造工場、社長を務める佃航平さんが主人公。
ロケット部品製造において、帝国重工という絶対的大企業に、町工場が挑んでいく。
ハラハラ・ドキドキのお話ですね。

弱者が強者に打ち勝つお話は、大好物です!
で、なければ長年中日ドラゴンズのファンなどやってられません!(笑)

私が大学卒業後、社会人としての第一歩は鉄鋼関係の製造工場でした。
そのへんのお話は長くなりますが、ブログのどこかにあります。
「人生の忘備録」の最初の方に。
なんとなく自分の過去を読まれるのはお恥ずかしい…
ならブログにするな!?
確かにね(笑)

私はこの時の経験から製造業が一番偉いんだ!
という気持ちがとても強いんです。

そしてこのお話の舞台であろう、東京都大田区の町工場。
営業マンとして東京、千葉勤務の時代に訪れたことがある地です。
今でも油と切粉(きりこ)の匂いがする工場の光景が忘れずにあります。

なんですが、脱サラ後の人生では食品工場の夜勤以外、製造業に従事したことがありません。
自営業者として製造業の方向にどうしても向いていきませんでした。

その理由のひとつは、会社員としての経験から、
「絶対に在庫商売は避けよう!」
その大変さを身に染みて思ったからでもあります。

本当に製造業は大変。
でも製造業が日本の大きな強みであることは小説を読めばよくわかります。

この小説をニュージーランドでドラマ化することは不可能。
絶対に残業などしない社員ばかりでは、お話が成立しませんから(笑)

最近のニュースで、日本国内の工場火災のために半導体が不足。
そのために台湾に半導体製造を依頼、そんなニュースを読みました。

なんとも寂しいニュースです。
コロナ感染の影響がまだまだ日本では強い今…
やはり虚業より実業の大切さが身に染みてわかるこの頃です。

ドラマだけでなく、小説でもおすすめです。

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