長距離バスで、ウェリントンへ!その3

-ニュージー・現地ツアー日記

昨日の『その2』において、ウェリントン1泊2日の初日が終了。
そして最終日を迎えます。
が、深夜から激しい雨が降り続いていました。
朝を迎えると、雨だけでなく強風も一緒に。
久しぶりに斜めに雨が降る様を見ることになりました。

これが、ウィンディー・ウェリントン。
14年ほど前に住んでいる時には、まさしく72時間一瞬たりとも止むことない雨を経験しています。
ですから、みんな慣れっこ。
ウェリントンだから、こんなものよ!
傘なんかさしても意味ないし!

その上、冬のように寒いんだ~(泣)

朝、宿をチェック・アウト。
ウェリントンをバスで離れるのは午後2時。
それまでは、しっかりウェリントンを経験しておかねばならない。

こんな風雨の時の楽しみ方は知っている。
宿から徒歩5分。

ニュージーランドを代表する、国立博物館 “TE PAPA” (テパパ)

当時は私も語学学校生。
語学学校といえば、毎週月曜日に新入生が来る。
そして新入生歓迎として、当然のようにTE PAPA に行く。
それから、ツアー業務やプライベートでこの街を訪れるたびに顔をだすテパパ!

ですから、基本知り尽くしている博物館です。
本当は、あまり博物館を楽しめない人間。
絵も描けないのに、美術館は好きな人間。

でも、このTE PAPAはよくできた博物館ですよ。
一度はお越しくださいね。

この国立博物館は太っ腹。
まず、大きな荷物は当然、傘やジャケットまで無料で預かっていただける。
今回もしっかりボストンバッグを預かっていただきます。
そして博物館の入場料も無料。
なんと素晴らしい施設なんです。

開館は午前10時、ですがそれより早く訪れて、向かうは1階のカフェ。
朝食食べないと動けません。

ここでの選択は、『ブルーチーズ&ステーキ・パイ』でございます。
でもパイって、写真撮影しても、さっぱり映えませんよね(笑)
どんな写真でも中身わからず、美味しそうでもない。

ですが、パイでは珍しく美味しかったんです~
フォークで切った瞬間に、ブルーチーズの香りととろけるチーズ。
そこにゴロゴロと大きなステーキ。

まぁ素敵なパイに、いつものカプチーノ。
TE PAPA開館まで、『真田太平記』読みながらの朝食です!

はい、開館時間。
でも、向かうは博物館ではなく、一階入ってすぐの『テパパ・ストア』
お土産屋さんです!
わたしにとっては、TE PAPAの目玉!
絵葉書からジュエリーまで、本当に品揃えよろしく、並ぶ品も楽しい。
そして、頻繁に陳列も変わるのです。

ですから、ここでゆっくりお店をまわります。
そして日本帰国に向けたお土産をいくつか購入して、いざ博物館?

いや~ この悪天候ながら、悪天候だから?
平日なのに人混みです。。
人混み苦手、それに基本勝手知った展示品。

ということで、わたしが直行するのは最上階のアート・ギャラリー。
博物館が人であふれようとも、アート・ギャラリーには静かで落ち着いた空気が流れているんですね。
ニュージーランドでは有名なポートレート『Rita Angus』おばちゃんが、お迎えしてくれます。

そして何とも意味がわからないお部屋、これが現代アートだな!とむりやり納得するんだ(笑)

マオリ特有のデザインは、日本人にとって違和感なく好み。

壁に落書きコーナーには、世界各国の絵や文字が並ぶのに、さっぱり日本語ありません。
ということで、日本語残してきました!(笑)
何も悪いことをしているのではないですが、逃げるように書いてきました(笑)
字、汚な!
ちなみに下のペンギンは、わたしの絵ではないです~
世界の誰かと勝手にコラボ!(笑)

アート・ギャラリーもまわり終え、下の博物館に。
人混みの中、特別展示だけは惹かれて見学してきました。

そんなこんなで、TE PAPAを離れる頃には雨も止み。。
でも寒さはかわらず(泣)

それでも大切なお仕事をせねば。
ツアー業務中、お世話になるホテルやレストラン、パブなどを確認。
そして街並みの変化などをしっかりアップデート。
これを脳に残しておくことが、これからのツアー業務に大きく影響します。

マッセル料理(ムール貝)の美味しいレストランも、健在でした!

残念ながら旅先でも、ただただ楽しむだけを許されない仕事の立ち位置はいつものこと。
ニュージーランドであれ、日本、またはそれ以外の国においても。。

駅まで普通に歩けば20分ほど。
でも結局1時間ほどかけて、歩きながら、脳みそに刻み、時にメモりながらでした。

ニュージーランドにおいても、もちろん日本でも旅のプロとして、すべてが経験とお勉強です。
次回の日本帰国でも、しっかり知らないことを知る、そんな旅をする予定です。

お天気ならもっと美しい海も眺めながらのウェリントン。。

そして、駅も近くなれば、今日は左にしっかり国会議事堂(ビーハイブ)の姿を確認です。

さぁ、ウェリントン駅の9番ホームから、インターシティー(長距離バス)が出発します。
その頃には空に青空がのぞき始める…
そんなもんよね、つらいとこだけいただきましたか?(笑)

あら、昨日と同じドライバーさん。
ということは、2日間でネイピアとウェリントン間を2往復?
ということは往復650㎞、2日で1,300Kmドライブ。。
それも1時半にウェリントン到着で、30分後の2時にウェリントン出発。。

過酷すぎませんか?インターシティのドライバーさん。
わたし、大型免許と2種免許をニュージーランドでは有しているので、このお仕事をすることもできます。
お若いドライバーさん見たことなく、結構なお歳のおっちゃんばかり。
本当におつかれさまです。

ひと月後には、日本でプロのバスドライバーさんとコンビを組んで、添乗業務をしているのです。
お気持ちとつらさは他人事ではないのです。

そんなことを思いながら。。
いつもバスに乗ってからわかることもある。
バスに乗ると本を読んだり、携帯見たりしても車酔いしそう(泣)
そんな人間がどうして添乗業務できるのか不思議(笑)

なので、ずっとイヤホン姿で音楽聴きながらうつらうつら…
『♪ きっと君はこな~い ひとりきりの~ ♪』だよね..(笑)

また綺麗な風車畑の中を抜けて帰ります。

3日間、お読みいただき、誠にありがとうございました。

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