愛読書 03 ~ 池波正太郎 著「真田太平記」その2~

Yoshiの 愛読書

2019年2月25日、すでに私は「真田太平記」を愛読書として紹介済みです。
そして「真田太平記」その2として、もう一度語りたくなった自分…

別にブログネタ切れではありません(笑)
最近わかったんです、納得したんです。
どうして「真田太平記」中の真田幸村(信繁、以下幸村で)に今まで長く惹かれ、ひとりの男としての生きざまをここに自分が欲したかを。

関ヶ原の合戦で敗れた幸村は、死罪を免れるも、父の昌幸とともに、14年間も九度山に幽閉されます。
その間も自分の気持ちに嘘つくことなく、ぶれることなく自分の価値観を守り抜きます。
先の希望があるわけでもなく、明日の身も知れない。
それでも静かに辛抱強く、自分らしい方法で時を待つのです。

今日、明日、自分の命が奪われるかもわからない日々。
自分では何ともしがたい幽閉の身。

そして奇跡的にも幽閉から逃れる時がやってきます。
幽閉前となにひとつ自分の気持ちを変えることなく、信念を貫くための逃亡。

大阪冬の陣、夏の陣を迎える幸村。

ですが圧倒的勢力を前にする現実…
それでも、勝てぬ戦に精一杯身を焦がすのです。

人生最後と決めた戦い、何度となく命を長らえる機会を得ながらも、自分を貫く強さ。
長い物に巻かれ、辛いことから逃げる生き方もできたはず。
生きてさえいればそれなりの贅沢も生活もあるだろうに。
自分の気持ちに嘘をついて生きることをよしとはしません。

結果として実兄とも敵味方の関係になりながらも、それでも自分らしく生きる。
終生の支えとなる家臣、忍び、そしてお江の存在があればこその幸村でもありました。
羨ましく、見事な生き様としか言いようがありません。

最近、自分をもう一度ゆっくり見つめなおし、何が本当の自分であるのかを考えていました。
どうあれば、この人生をよしとする、納得するのかも…

自分自身では如何ともしがたく、今日かも明日かもしれない、いつが最後かもわからない。
でもそれでも、人に何を言われようとも笑われていようとも、身の程知らずとわかっていても、自分の気持ちに嘘つかず生きる。
静かに自分らしく先を見据え、できる限り人に迷惑とならずに道を進む。

幸村も打ち取られ人生を終えます。
私にもそのうち人生の終わりが訪れます。

どんな姿をしてその時を迎えるかは知りません。
ですが、経験は消えず、気持ち衰えず忘れずにいたのなら、

「やったな、色々失敗したな、でも頑張ったよな。」
少し微笑んで最後を迎える。

そんな生き様でありたい。
そのためには、もっと自分を高めていかないと。。
頑張ろう!

また「真田太平記」を読みたくなり、書いてしまいました。

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