オリンピックのうらで 悲しいニュースが…

その日の日記

しっかり楽しませていただいた東京オリンピックも閉幕。
その熱も冷めてくると、悲しいニュースがより心に刺さってきます。
悲しすぎる…

中日ドラゴンズのピッチャー、木下雄介さんが亡くなりました。
突然のこと、まだ27歳…

物心ついたころからの、ドラ党(中日ドラゴンズファン)である私。
ニュージーランド在住15年でも相変わらず。

好きなことについては、どうしても昔から詳しくなってしまいます。
1軍で活躍するプレーヤーだけでなく、もちろんファームの選手まで。
新人選手が入団すると、そのプレーヤーについても知りたくなるというもの。

木下選手は入団後も怪我が多く、なかなか続けて活躍することができなかった。
でも鋭い眼差しとキレのあるストレート。
登板する姿があれば、他選手よりも好んで応援していました。

やはりスポーツトレーナーとして、柔整師としてスポーツ選手の怪我を診てきた経験もあります。
どうしても怪我で苦しみ、リハビリを頑張ってきたプレーヤーは応援せずにはいられない。

昔なら浅尾拓也さん、今なら濱田達郎投手や田島慎二投手。
怪我からの復活を目指して頑張るプレーヤーは気にもなるし、陰ながら応援もしたくなる。

今年のペナントレース開幕前のオープン戦。
木下雄介投手の登板をライブで観戦、もちろんニュージーランドで。
投球後に突然倒れ込み激痛に悶える姿を観て、肩関節脱臼をしてしまったことがすぐにわかりました。
右利きのピッチャーにとって右肩関節脱臼は、選手生活の終わりを告げておかしくありません。

それでもあきらめることなく肩関節の手術、それだけではなく肘関節にもメスを入れて…
きっと球団の広報さんが撮影したであろう動画で、黙々と走り込みをする姿を観て…
焦らずにがんばれ~
来季も育成ではなく普通に球団も契約をしてやれ~!

そんなふうに今季も弱小ドラゴンズにツライ思いをしながら、復活の時を待っていたのにね…

木下投手は、大学中退後、一度は野球を諦めながら、再度プロを目指して独立リーグへ。
そこから育成契約でドラゴンズへ。
本契約前だったでしょうか、お父さんは事故で亡くなられて。
それからも怪我続きの野球人生。

これだけのお話なら、不幸で恵まれない人生のようにも思ってしまいます。

でもドラゴンズ入団前から奥さんに支えられた野球生活。
入団時は子連れで会見しておられた。
短い人生ながらも、きっと幸せな時も多くあったことと思います。

木下雄介さんのことをこの先も記憶から消えることはありません。
きっと私がおじいさんになっても、若い姿で気合いのピッチングをする木下雄介さんは忘れることもなく。
「知っとるかい~ 木下雄介っていうピッチャーがおってな。それはそれは…」

いつの日か、成長されたお子さんの姿を観ることがあれば…
私も嬉し泣きをしてしまいそう。

あまりにも不甲斐なき今季のドラゴンズ。
もう今季は来季に向けて…
そんなふうに思っていました。

こうなれば木下選手の分もしっかり背負ってもらい、恥ずかしくないプレーを期待してしまいます。
ドラゴンズでプレーできる幸せを噛みしめてもらいましょうね。

ただのいちファンである私にできることは…
日本帰国をしたら、「木下雄介」グッズの購入をしたい。
少しでもご家族のもとに…
球団職員さん、ニュージーランドから帰国するまで、販売は止めないでください。

肩肘のリハビリも無理されず…
どうか安らかにおやすみください。

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