第22話 ニュージー専門留学 実習に行く!その1

Yoshiの 留学 体験記 〈 完 〉

前回、ネイピアのポリテクニック、EITにおいて専門課程留学、『Diploma of Recreation & Sport』コースの後半戦がスタート。
『21話』では、エアロビインストラクターとなった素晴らしい模様をおおくりしました!?

今回は、後半における大きな目玉の単位、課外実習です。
柔整師の専門学校時代にも、学校外での医療機関における現場実習はありました。

それと同じこと、今回はスポーツ分野における現場実習です。
ただひとつ、大きく違うことがあります。
それも留学生にとっては、障害となるもの。

なんと、
『実習先は自分で交渉して、自分で見つけて2カ月間の実習の許可を取ってきなさい!』
てか~!

地元の学生なら、まわりや知り合いのツテを頼ればすぐのこと。
ですが、こちらとら、日本人でございます。
それも他都市(ウェリントン)の語学学校を修了して、移動してきた身。
これは困ったぞ!それも今だに英語にははなはだ困っている毎日。

ここは、ひとます留学生の相談窓口(インターナショナルセンター)に行きます。
もははスタッフとも仲良しさん。
行くと誰が教えたのか、わたしの顔を見て『ハロー インチョウ!』
そう、この頃、わたしはまだ日本の整骨院の院長だったのです(笑)

「こうこうこうで、実習先を期限までに見つけないといけないんだけど…」
「ハハッ、お安い御用よ、インチョウ!私の知り合いにラグビーのコーチがいるから、メディカルトレーナーしたらいいじゃない!」

ということで、早速アポイントを取ってもらい、車でおばちゃんスタッフ(センターのトップですが)と一緒にコーチのお宅へ向かいます。
到着して、挨拶をして、スタッフとコーチがお話をして、なんとなく雰囲気が暗くて…

「Yoshi 帰りましょ!」
??
帰りの車内で、
「Yoshi ごめん、断られちゃった…」

行きの車内とは違い、冗談も出ない、重た~い雰囲気を覚えています。

そうね、人を頼った自分が間違いだわ。
こうなれば自力でなんとかせねば!
追い込まれて絶対絶命になると、そこから這い上がろうともがくのは、今も同じ。

さて、自分に実習ができるスポーツは。。
アメリカンフットボールなんて、ニュージーランドの地方に存在しない。
ラグビーはチーム、数多くあるけど、なんか最初にケチついちゃったし…
野球なんてアメフトと同じで、ソフトボールあるけど怪我人少ないから実習になりにくい…

他に経験あるスポーツ…

あるではないですか~

あたしぁ、日本では柔道整復師。
3年間も柔道の経験があるやん!
というより、必修で経験しないと仕方がなかったとも言える(笑)

でも、わたし、結構柔道得意だったんです。
なんせ、全身の関節が生まれつき柔らかすぎるルーズジョイント。
そう、適当な関節技は私には無意味、効かない。

逆にそれを利用して、関節技が得意、投げ技もけっこう好きだったんです。

ならならと、探してみる。
柔道クラブがちゃんと学校から10分ほどの所にあるではないですか!

もう行ってみて、交渉してみるしかない!!

練習開始時間を調べて、その前に訪問します。
そこには190cmはある、でっかいおっちゃんと、小柄ながら筋骨隆々のおっちゃん。
コーチが二人。

そこに続々と集まるジュニアとシニアの柔道クラブの生徒。

「すんません、この資料の通りにEITのスポーツコースで、実習先を探しております…」
そんな流暢とも言えない英語で始まった交渉。

するとコーチ2人が盛り上がり始める。。
「お前、日本人かぁ!!」
「柔道していたのかぁ!!」
「何段だぁ!!」

いえいえ、そんな恐れ多い。
ただただ専門学校の必修授業で、経験あるだけ。。

確か~、柔道2級だったかな(泣)

そんなことどうでもいい!

「おお~い、みんな、日本から柔道のコーチが来てくれたぞ!!」

あら?
そんな大げさな?

うわぁ、日本人というだけで、柔道好きなみなさん、尊敬の眼差しで私を見てはる…

「よし、柔道着はこれを使え!今日からスタートだ!!」

なんか、柔道クラブ、盛り上がっております…

ということで、実技先を自力で見つけることに成功です。

あ~ 日本人でよかった!?

『その2』に続きます

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