ニュージーランドの自然と 火山噴火と…

その日の日記

昨日、ニュージーランドの北島、タウランガ沖に浮かぶホワイト・アイランドにおいて火山が噴火。
そのニュースは日本においても大きく報道されたことと思います。
とても残念なことに多くの犠牲者、負傷者を出すことになってしまいました。
その正確な情報を、このブログでお伝えすることはありません。

ここネイピアからは300㎞以上離れているため、私にも弊社にも影響はまったくございません。
昨日、ご心配をしていただき、多くの連絡をいただきました。
誠にありがとうございます。

今回の火山噴火の前に、北島を代表する観光都市『タウランガ』に世界を代表する大型豪華客船が停泊。
その海外からのクルーズ旅行者さんが、現地ツアーとしてその沖合にある火山島、ホワイト・アイランド見学を選択されていました。

この豪華客船は、同じく北島の観光都市、弊社の本拠地でもあるネイピアにも停泊します。
オーストラリアからのクルーズを楽しまれていた方々が天災に見舞われてしまう…

なんともやり切れない思いです。
犠牲となられた方、負傷された方はもちろんのこと、タウランガにおいてホワイト・アイランドへの現地ツアーを催行した会社の方々の気持ちも察してしまいます。

弊社もツアー会社であり、わたし自身がニュージーランドのガイド&ドライバー。
できるかぎり弊社ツアーにおいては、危険性のあるツアーは避けることに。
例えば、気球やスカイダイビングなどの手配は、お問い合わせをいただいても、ツアー内容に組み込むことはありません。

ですが、ニュージーランドでのアクティビティにおいて雄大な自然を楽しむことは必然。
それなら天災の可能性もゼロかといえば、そうとも言えない…

ツアー中の交通事故でさえ、こちらに何の落ち度がなくとも、相手方に問題があれば、結果として交通事故となります。
ですが、過去のツアー中に交通事故を起こしたことはございません。
ツアー中のパンクはよくあります。
ツアー中のドライブは出来る限りの安全運転を心がけることは当然。
北島、南島いづれにしても勝手知った道ばかりなので、危険性高い道は、より一層の安全運転。

ですが、天候と同じく天災は私もコントロールをするこはできません。
もちろん事前に危険情報があるのでしたら、安全第一で対処、変更をします。

ここ北島のネイピアは毎日が快晴続き、さっぱり雨も降りません。
ですが、今現在、南島は豪雨の被害が大きく、通行止めや河川の氾濫、洪水に見舞われています。
この時期に南島ツアーがないのは、ただただ偶然のこと。

過去には歴史に残る大雪の中、ニュージーランドを代表する南島の世界遺産、『ミルフォードサウンド』に向かったこともあります。
すべてが自然相手、豊かで美しく、雄大な自然の恵みの中でお仕事をさせていただいています。
でも時に自然は今回のように、牙をむくことさえ考えられる。

そんなことを昨晩から思い続けていました。
そんな重苦しい夜から一夜明けて、お昼過ぎのこと。

ここ北島のネイピアから車で3時間、200Kmしか離れていない所に位置する中堅都市、ギズボーン。
ギズボーンで今日の午後1時前に、マグニチュード5.3の強い地震が発生しました。

ここネイピアにいても、揺れさえ感じることもありませんでした。

日本とニュージーランドはともによく似た島国。
火山活動もあれば、地震もあります。

自然とともに共存していかねばならないのは、日本もニュージーランドも一緒です。
自然の恵みに感謝しつつ、日々健康でいられることを普通としない。
元気に暮らし、仕事をさせていただくことを、日本でもニュージーランドにおいてもありがたく思います。

突然に、心残りに人生を終えねばならなかった方々のためにも、今日の命に感謝しつつ日々頑張っていかねばならない。

それを痛感する昨日、そして今日でした。
今のニュージーランドはきっと大変なんでしょうが、また音もなく 朝が来て
今日がまた始まります..

さぁ、がんばりましょうね!

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