振り返っても長き 入院生活 その3

人生を振り返る忘備録
8+

前々回、そして前回のお話にて、長き入院生活の模様をお届けしました。
そして前回の最後、長期休暇中の会社にタクシーにて向かう手前でした。

少しそこから時をもどします。
よくよく覚えている記憶がここにもひとつ。
ある女性の入院患者さん、その方は手相占いが得意。

わたし、特に占いが好き、信じてやまないわけではありません。
なんの流れでそうなったのかは記憶にござらん。

ですが、その方に手相を観てもらい、言われた言葉。
「あなた、いい加減に勉強始めなさい!」

言われた本人、なんのこっちゃ??
的にまったくその時には思い当たらず。
ただの会社員だったのですから。

そして、少しまた時を進め、車椅子をタクシーのトランクに入れてもらい、会社に向かいます。
久しぶり感ある、静かで綺麗なオフィス。

そこに車椅子姿、長期休暇中社員が現れたのなら、注目のまと。

私は直属の上司、会社を背負っていく方の机にまず向かいます。
私の口から、「大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。」
手術結果を聞かれ、素直に手術後に左脚が麻痺を起こし、現在動かすことができない。
その旨を伝えました。

それに対する上司の方からのお言葉、
「あんたね~ 気合が足りんのだよ~」
きっとそこには、嫌みや悪口の気持ちもなかったはずです。
ですが…

人生には、忘れることができず、ターニングポイントとなる言葉があります。
間違いなく、そのうちのひとつ。

この瞬間、何かが動く。
会社には、今も感謝の気持ちでいっぱいです。
ですが、この時、会社への愛着とでもいうのでしょうか、大きな気持ちが消えていく瞬間でした。

今でもこの時のことは、鮮明に覚えています。
よくよく思い出すこでもあります。

この時にいただいた言葉に、ネガティブな気持ちはまったくありません。
もちろん上司の方にも、感謝の気持ちしかありません。
どちらかと言えば、恩人のひとりです。
この方はご存知ないことですが、私の人生には大きく影響をしているのです。

この言葉がなければ、もしかしたら今の自分はないのかもしれません。
もしかしたら、今でも会社員をしていたのかもしれない…

大学の同級生、会社の同期と話をしていると、羨ましくもあります。
これまでの、そして今のニュージーランド生活がよかったのかもわからない。

どちらにも良い点、悪いこと、同じほどに存在するはず。
ですが、人生にはどうしても選択をしなければならない時があります。
その選択が正解、不正解…
そんなこと、本人にもわかりません(笑)

再び入院生活にもどり、リハビリを繰り返す毎日。
でも、頭の中には違う考えが占領します。

会社を辞める準備をしなければ。
何をしていけばいいのか…
辞めるまでに会社で何をしておかなければならないのか…
会社を退職して、何をして、どう生活をしていくのか…

入院生活には、たっぷり時間があります。
大切な将来のことはまだ決まったわけではありません。
でも、何かを始めて学ぶ時間が必要であることはなんとなくわかる。
本当に、手相占いの結果のようでしたが(笑)

となれば、会社を退職して違う会社に転職をする方向ではない。
もうこの時、2度と会社員をする気持ちはありません。
そう思った理由は、はっきり覚えていません。
まず自分には合わない、人に使われるのはイヤだ!と思ったのでしょうね(笑)

そしてすぐ行動。
その時に暮らしていたのは、大阪市東淀川区のマンション。
それは川辺に建つ立派なマンション。
ベランダからは神崎川の流れが見える贅沢なお部屋。
家賃は半分以上、会社の補助で賄われています。

退職したとなれば、そんな家賃が高いお部屋には住んでいられません。
会社を辞めた瞬間から、家賃の全額が自己負担となるのですから、退職前にお安い所に引っ越しをしておかなければ…

何をするかも決心する前にそこから始めてしまうのですから、人生25回も引っ越しをしてしまう、当時からヤドカリ性格なのでしょう(笑)

って、ことで、公団住宅に即申込みです。
団地なんだから、綺麗でもないけど…
お部屋の広さは今の倍!
家賃は今の半分!

となれば、申し込むしかない。
ただし、それは抽選… 倍率10倍…(泣)

まぁ よい!
入院していては、不動産屋さんに行くことすらままならないのだから。
郵送申し込みができる公団ぐらいしか…
また頑張ればよいし、ここから行動しよう!

当選発表は、新聞で。
病院のベッドで、当選結果を確認します。

目がテン…
あら、もしかして、10倍の抽選に当選!?
やばい、引っ越し…
って、入院中、入居期日も近いぞ…

ピンチでございます!
入院している場合ではない?
左脚動かないし、車椅子だけど、でも引っ越ししないと!

その4 に続く。

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