度々のご紹介、池波正太郎先生の著書です。
好きなんだから仕方がない(笑)
まだまだ大好きな池波さんの著書はいっぱいです。
池波さんの代表作には、すでにご紹介をした「仕掛人・藤枝梅安」、「真田太平記」。
そしてずっと出し惜しみ、いえ好きすぎて書くことができない「鬼平犯科帳」。
どれも大作です。
そんな大作でもなくとも、素敵な小説は数限りなくあるんです。
そんな中で今回のご紹介は、「忍びの女」
著書名そのままに、女忍者の「小たま」が主人公のお話。
豊臣時代から関ヶ原の合戦へと向かう時。
徳川家の忍者として、福島正則の下に忍び込んで静かに大活躍をします。。
忍びの世界を描いた小説としても十分に楽しめます。
ですが、私は池波さんが描く「女忍び」がとても良いんです。
池波さんの執筆によって深い人間性が描かれる。
この「忍びの女」だけではありません。
「真田太平記」で活躍をする女忍者の「お江」。
何度となく読んでいるがために、私の中では本当に生きていたようにずっと残っています。
気持ちよさそうに寝ている柴犬のせん。
8年前に名前の候補として「小たま」も「お江」もありました。
ニュージーランドで生きる日本犬として、和を感じる昔ながらの名前を所望。
そして池波さんの女忍者のように、従順で愛情深い柴犬をご希望で(笑)
「小たま」 ん~ これではまるでネコのようやしなぁ…
「お江」 いや~ あまりにも思い入れ強すぎるし、恐れおおいかなぁ…
なんだかんだと考えた結果が「せん」に。
「お江」のように主(あるじ)に従順でもなく、愛情表現もしない。
こやつ「せん」は、逆をいく「ツンデレ」
主の言うことは、聞きま せん!
エサは決まった時間に、食べま せん!
主の遊びには、付き合いま せん!
名付けがよくなかったのだろうか…(泣)
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