無駄を 積み重ねた その先に…

ゆるやか 釣り日記

キャンプサイトから徒歩15分。
そこには釣りポイントとおぼしき川の支流。
本格的なシーズン前、レインボートラウト(ニジマス)の活性も低い。
そのため流れの早い本流より、流れが緩やかな支流が釣りのポイントとなることが多い。

などと昔から一つ覚えの渓流釣りのウンチク。
そんなものがここニュージーランドのお魚にも適応するのかは定かでなく。
文化の違いというものもあるのであろう…

そんなことを思いつつ、キャンプサイトから歩きだす。
今までに何度とやってしまう忘れ物。
特にルアー釣りのルアー(疑似餌)を忘れてしまいがち。

ルア~ よし!
と点呼をして出発。
歩きだすこと10分、目的地はすぐそこ。
肩には重たいウェイダーを背負っています。
ウェイダー、胸から足先まで覆い隠す胴長靴です。
よく漁師さんも着る、防水のオーバーオール。
写真は干されたウェイダーさんと網。

これは深い川を歩いて移動しても濡れずにすむので、トラウト釣りには必須アイテム。
ですが、これを着ると重たい、動きづらい。。

ということで目的地で着用するために、キャンプサイトからは背負って徒歩移動。
もうすぐ到着!と喜んだ瞬間に、天の声…

忘れ物…

ルアーは持ったし、もちろん竿は握っているし…
網も持った、ライセンスカードだって忘れずに装備!
……

うわぁ リール忘れた…(泣)

ってことで、重装備で歩いた片道10分を無駄にして、またキャンプサイトに引き返す…(泣)
そしてリールを手にして再度重装備で片道15分。
すでに疲労を感じているのは気のせいということにして…

やっとトラウト釣りのスタート!
フィッシング・ライセンスを購入して3度目の釣り。

まだ釣り上げるどころか、トラウトの姿すら見ていません。
雄大な自然、遥か彼方には美しい山並。

見渡すかぎり、釣り人は自分ひとりの贅沢さ。
まるで外国のようだ…(笑)
と、いつもながらのひとりボケをかまして、幅の広い本流を渡る。
そして静かに目的の支流の流れに近づく。

それにしても何とも透き通る水の綺麗さよ!

トラウトはとても敏感な魚です。
人の陰や物音にもすぐに反応します。

お~ いる!
緩やかな川の流れの中に、ゆらゆらとたたずむ魚。
間違いなくトラウトです。
それも60㎝以上はある大物!
(そんな写真を撮影できるほど、余裕はござらん 笑)

よし、第一投!

しっ、しまった!
この前の釣りで竿を壊し、買いなおした新品!
慣れることもせずにルアーを投入…

はい、結果はポイントを大きく外れてルアーは何処…
トラウトさんも一目散に逃げだし、これまた何処へ…(泣)

仕方がない。
新たな竿に慣れるためにもめげずに投入です。

こうして2時間、何度かトラウトの姿を見つけるも…
見える魚は釣れない…
そうは言うが、それは本当のようだと毎回納得です。

今シーズン3回目にして初めて、トラウトの生態反応を確認。
それだけでもよしとしよう!

決して無駄に時を過ごしたわけでもない。
無駄を積み重ねた先に栄冠は待っているのです。

と、ただ釣れずに自分を慰めた。
要約すれば、それだけのブログでございました…

こやつはそんなことも関係なく、いつも通り!
贅沢にもキャンピングカー内に、自分専用ベッドがある柴犬。
(人間様は 寝袋…)

遊びすぎて、健やかに爆睡中です。

ニューランド留学は、ヨッテコット。お気軽にご相談を。
ニュージーランド現地ツアーも、ヨッテコットに相談です。

コメント