学び と 資格 #13 「総合旅行業務取扱管理者 5」

学び と 資格

前回の「総合管理者 4」では、国家試験直前のお話でした。

平成30年10月14日、日曜日。
朝、地下鉄御堂筋線の新大阪駅から天王寺駅へ。
JR阪和線に乗り換え、杉本町駅に到着したのは午前10時半。

昼食に、コンビニでおにぎり弁当と菓子パンを購入。
(いらんことは覚えてる 笑)
そして大阪市立大学 杉本キャンパスに到着です。

本当に懐かしや。
人生で2度目の訪問。
そうそう、こんな大学でした。
綺麗だけど、平地にたたずむ校舎は高校みたいね。

やはり母校の方が大学キャンパスらしくで良い!
そんな罰当たりそうなことを思いながら、指定の教室に向かいます。

余談ですが、2022年には大阪市立大学と大阪府立大学が合併。
新たに大阪公立大学となるようです。
母校が消滅したり、学校名が変わる方の思いはどうなんでしょう…

 

大学の教室らしい、幅の狭いデスクが並び、受験番号が貼られた席に付きます。
教室内は独特、国家試験の緊張感が漂います。

国家試験も人生で3度目のこと。
性格上、緊張することはほぼない(笑)
それよりも、記憶の蛇口をやっと解放できることが嬉しくてたまりません。

午前11時、法律関係のテストがスタート!
受験票の写真との本人照合をする監督者さんと、何となく目があってニコリとしてしまいました。
テスト時間は、たったの40分。
法律や約款関係のテストは、ただただ知っているかどうかだけのこと。
ほぼ反射で答えていくもの。

昨年受験をした「国内管理者試験」でのテストとほぼ同内容。
そして法律関係は得意。
余裕を持って午前のテストは完了です。

早く国家試験を終わらせたいのですが、午後のテストまで2時間弱もある…
外の空いたベンチを見つけて昼食です。
暖かい、そして秋の青空がテスト時間同様、記憶に残っています。
(写真、本当に試験当日のキャンパス、なぜに撮影?笑)

さぁ、勝負の午後。
科目は「海外旅行実務」
テスト内容には、航空運賃計算、英語、そして海外観光地理…
テスト時間は、たったの1時間20分。

最初から時間がないことはわかっている。
内容も容易くない。
だからこその合格率の低さだから。

試験会場は午前以上の緊張感です。
テストが始まれば余裕はない。
航空運賃計算…
やはり今年も相当に難問…
だが大切なことは満点を必要としない国家試験であること。
残り時間と相談しながら、大きな傷とならないように完璧な正答を捨てることも大切。
ここで相当の時間が消費されることはよくわかります。
8問中、ラストの2問に心残りがありながらも先に進もう。

さぁ、英語だ。
こちらは英文を読んで解答。
ここで時間節約できたはず。

ラストスパートの海外観光地理。
どの科目よりも、もっとも受験勉強に時間を費やして準備してきました。
地理がもともと好きではあったが、やはり難しいことに変わりはありません。

ただ法律や約款と同じ…
知らなければ悩んでも正答は出てこない。
これぞ反射で答えていきます。
あれだけ勉強をしても、知らないことが問題に。
当たり前のこと。
心で、いちゃもん!
「そんなん知るか、ボケ!」(笑)

残り時間が20分を過ぎた頃。
3回目の国家試験でも初めての経験をします。
試験会場のいたるところから溜め息が飛び交う。
中には、泣いてる?
そんな声さえ聞こえてきます。。

想像はつく。
難問の航空運賃計算。
そこを越えたら英語長文2問。
時差の計算なども終えたら、莫大な問題数の海外観光地理…
残り時間が足りない…
どうしよう…
絶望と諦めが容赦なく漂う試験会場です。。

うわぁぁぁ すっごいな~
と一瞬でも感じた、ということはまだ自分に感情的な余裕があったのかも。

10分ほどの時間を残して、一応全問解答。
もう一度航空運賃計算に取り組むも…
降参!
航空運賃は、自動的にインターネットで算出していただくので、実社会では無問題。
わけわからない言い訳して午後のテストも終了です!

はい、おつかれさまでした。
2年間、ニュージーランドで孤独に受験勉強を頑張りました。

あとは合格発表を待つのみ。
昨年同様に、それまでニュージーランド帰国もできませんが仕方がありません。

次回、「総合旅行業務取扱管理者試験」の最終回となります。
合格発表、そして国家試験と資格への思いを。

つづく

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