幅1メートル20センチの棚を製作。
さほど根を詰めて製作をしたわけでもありません。
棚の製作に図面を引く必要もなく、現場で寸法合わせ。
いつもながらにワークショップにある残材を出来る限り利用。
今回はどこかの道端でもらってきた木材を使いました。
ニュージーランドではよくよくあります。
必要が無くなった物を家の前に置きます。
そこにはダンボール紙などに「Free!」と書かれたものなどが添えてあります。
「必要なら持っていって!」
棚に使われた材木。
もともとはベッドマットレスの下で長く働いたであろう、すのこ状の木材です。
これがなかなか頑丈であり柔軟性もほどほどあるので良い。
もらってきた時には何に利用するかもわからず、ひとまずいただきます!
そして今回、棚板としてお披露目となったわけです。
このような再利用、ニュージーランドでは当然のことなので、今さらにお話することでもないかもしれません。
時間が許す時に、切断、研磨、塗装、研磨、設置。
以上!という感じです(笑)
棚。
垂直、水平を組み合わせたシンプルな製作物。
やはり難しい…
こういうシンプルな物ほど、アマチュアとプロの差がでます。
この差がおきる理由。
・製作上必要な機械が足りない。
・製作に対する思い入れ、責任感の欠如。
この2つ。
再生利用をする木材。
これらにはやはり歪みや曲がりなどのくせが発生しています。
歪みや曲がりを取り除き、すべての木材を同じような物にすれば出来上がりも綺麗。
もし「自動カンナ機」があれば、あっという間に歪みも取ってくれる。
もちろんそのような高価で使用頻度もないのに大きくて邪魔な木工機械はありません。
なら日本人らしく鉋(カンナ)で屑っていけばよいではないか?
日本式カンナも日本で購入してあります。
が、それをするほどに製作物である棚に思い入れがない!(笑)
カンナ掛けはしんどいん!
そして上等な技術もないので、よけいに時間がかかる!
そんな自分がわかっているので、そこは「妥協~!」をドラえもんのポケットから引き出します。
「よし、少しぐらいの曲がっていてもひずんでいてもOK!」
棚のようにシンプルでなく、見た目が複雑であれば、なんとなく誤魔化しもききます。
でもシンプルであればあるほど難しい。
よく見ると棚板に段差があったりするのです。
2メートル離れたらわからないけど。
これが仕事として製作を受けたのなら、商品とするのなら許されないのですが、そこにはそんな責任感も存在しません。
出来上がった棚にクレームをつける自分でもない。
だが、気の小さい自分は、自作した棚を見るたびにこれから心で呟くのです。
「あ~ ここで手抜きしてるんよなぁ…」
そのたびに自分でボディーブルーを効かせる。
残念な自分が脳裏をよぎる。
「わかってるのなら手抜きしなければいいや~ん!」
おっしゃるとおり!
でもそうしない自分。
まさしく「怠惰」を今まで積み重ねた結果が、今の自分であったりするのですね。
これもまた次の人生への宿題として遺伝子に残しておきましょう!(笑)
重たい液体柔軟剤や粉末洗濯洗剤を置いても大丈夫!
ひとまず使える棚が出来上がったんです。
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コメント
素晴らしいです!
何でも自作して素晴らしい!羨ましい!
いえいえ、自分で作らないと、なんとかしないと生きていけない国なんです(笑)