お題をひとつ #12「海外在住」

お題をひとつ

なんの因果か、ニュージーランドに住み始めてもうすぐ15年になろうとしています。
海外に住むことが夢であったわけでもなく、最初は1年だけの語学留学のつもり…

それがなぜか住み着いてしまいました。
理由などというものは、今となっては後付け。
ニュージーランドを選択したのだって、それは偶然の産物。
でも、それでも、なぜなんだろう… とよくよく考えてしまう。。

その偶然を生み出したのも自分であり、小さな選択の積み重ねが今…
それもわかっているんですが。

実際に日本を離れて長くなると…

きっと日本にいる時よりも日本人(笑)
自分が日本人であることを意識しない日がないから。

ニュージーランド同様、あるいはそれ以上に日本の情勢が気になります。
ちょうど今の日本は4連休。
Go to トラベルに東京も組み込まれて、羽田空港もコロナ騒動前に近い賑わいのようです。

16,000キロも離れた地にいると、何もできませんが心配だけはしてしまうもの。
離れたところから眺めるからこそ、よく見えてくることも多くあります。
日本にいてはきっと気付かなかったであろうことも、今まで知ったはず。
日本のよさ、日本の窮屈さ…

もちろんインターネット社会であることは、大きな要因。
きっと自分が子供の頃に、海外在住しているのとは、世界を知る情報量も格段に違います。

そして逆に日本を知っているからこそ、ニュージーランドを見る目はkiwi(ニュージーランド人)とは違う。
日本にあってニュージーランドにないもの。

豊富で新鮮な食材
奇跡的な物流社会
日本中を網羅する精密な交通網
学歴、職歴主義
日々おそってくる消費の波
世間体

どれかひとつでも日本なみにあれば、きっとニュージーランド社会は違うものになります。

どちらがよい、どちらが優れている…
そのような問題ではありません。

ですが、どうしても人というものは比較をしてしまうもの。
日本社会を大きく引きずってしまえば、海外に長く住むこともできず、その必要もありません。

ニュージーランドに住むことが長くなった理由のひとつは…
なくてもなんとかなるんやなぁ~
そんな諦めも含んだ境地にいつしかなっているから?(笑)

本当は日本とニュージーランドの良いとこ取りができるのなら、それは最高!
でも、それはなかなかに難しいのです。
どこに住んでいても大事なことは、その地に適応しようと頑張りながら、違うものを楽しむことができる余裕。。

言うは簡単(笑)
自分の気持ちを穏やかに保つ難しさは、日本でもニュージーランドでも同じです。。
特に今年のような、日本帰国ができない状況ではなおさらに。
頑張って穏やかに時が経つのを待ってみます。

横を流れる川の流れ、
そして、真横で熟睡する愛犬のいびきを聞きながら。。
ニュージーランド、車中泊の今宵、よしなしごとです。

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