(9日目)
走行距離 237.5 Km
総走行距離 1,813.7 Km
天候 曇り
宿泊地 Kaikoura ・カイコウラ
あまり印象に残りそうにないハンマースプリングスを早々に出発です。
キャンプサイトの共同トイレ&シャワーがまるでホテルのように綺麗だった。
それだけになってしまいそう。
スパにも行かない私がいけないのですけど。
今日は久しぶりに東海岸に抜けていくルート。
250Km弱の道が短く感じてしまう、距離感覚の異常さ。
以前にもお話をしました。
ニュージーランドには、あまりご当地グルメ、名物料理なるものが本当に少ないんです。
ですが今日の目的地カイコウラは有名な名物がある。
Crayfish クレイフィッシュ。
日本語に訳してしまえば、伊勢えび。
なんとなくイメージが変わってしまうようなので、ここは「クレイフィッシュ」でいきましょう!
午前11時過ぎ、なんということもなくカイコウラに到着。
が、カイコウラの町は素通り。
まず行っておきたい場所があるのです。
Nins Bin ニンズ・ビン
国道沿いにある屋台、というより「フードコンテナ」というべきか。
この写真のお店はきっと有名。
なんとなくカイコウラの象徴のようになっているほどに知られた、クレイフィッシュをはじめとするシーフード。
ここに行く経験をせずして、今回の旅はありえない。
カイコウラに行く理由は、「人生で一度はここでクレイフィッシュを食べた!」という烙印を押すためです。
あまり天気はよろしくない曇り空。
混み合う様子もない店内へ。
スタッフはおばちゃん一人。
「今日はクレイフィッシュ丸ごとは入荷してないよ。」
「クレイフィッシュなら、尾っぽね。それも大きさによって値段もまちまち」
他のお客さんはそれを聞いて、フィッシュ&チップスやホワイトベイトなどを注文してはる。
きっとそれが正解なのだろう。
料理前の尾っぽを見せてもらうが、やはりお高いぞ!
尾っぽだけで大きさによりこのお値段。
小さくて55ドル、一番大きい尾っぽがなんと105ドル
一番小さい45ドルはすでに売り切れ。
これがもし丸ごとなら、おいくら万円なのだろう。。
きっとコスパはよくないに決まってる。
フィッシュ&チップスがとっても美味しそうではないか。。
だが旅立つ前からここでクレイフィッシュを食べると決めていた。
ここまでの旅では、正直ご馳走など何も食べていません。
ここで贅沢をせずしてなんとする~!
ということで、55ドル(約4,000円)!
クレイフィッシュのガーリックバター蒸し & チップスを注文です。
他のお客さんの複雑な目線が少し痛い。
が、きっと金持ち中国人がぁ~ ほどに思っているのだろう。
はい、気にしない(笑)
すぐに蒸しはじめるおばちゃんの姿を見ながら10分ほど。
さぁ、出来上がり!
お外のベンチで海を眺めながらいただきましょう。
ここで持参のおにぎりも一緒に。
はい、日本人でございますね(笑)
お味?
それはそれは、伊勢えびのお味!
美味しいに決まってます。
ついついお値段が脳裏によぎる小さな男。
ですが、ここは思い出のため!ということでOK!
ごちそうさまでした。
Nin Binsでのクレイフィッシュ、この人生でクリアです!
ここから20㎞も来た道をもどり、カイコウラ市街へ。
いつも通りに小さな町の中心部を散策。
なるほど、ここは海のツアーの本拠地。
ドルフィン エンカウンター・ツアー
(船上から泳ぐイルカ、そしてイルカと戯れることもできる人気ツアー)
ホエール ウォッチ ツアー
(まさしくクジラ見学ツアー!もちろん人気ツアー)
この2つのツアーは業務上においても、どうしても情報とオフィス確認が必要です。
イルカツアーのオフィスに行き、受付のお姉さんとお話を。
現在のツアー状況などを確認。
もちろんコロナ終息後に、また来ます!とご挨拶をして。
クジラツアーのオフィスは、少し中心部から離れております。
ここでも受付のお姉さんとお話をして。
色々な種のクジラが生息しているから、98%の確立でクジラ見学ができるとのこと。
心配な船酔いについても聞いてみましたが、お薬飲んで!ほどのことしか…
仕方がないんです、アジア人は欧米人に比べて格段に船酔いするよう。
今までのクルージングツアーの経験でも、やはり明らかな違いがあります。
こうしてツアー業務上のお仕事を完了。
今日のお宿でチェックインです。
カイコウラでは2泊をする。
(のですが、ほぼ半日で色々こなしてしまいました。。明日どうしましょう?)
この2泊は車中泊を選ばず、安宿のお部屋を予約。
受付カウンターには、フレンドリーの度を越えた、友達?的なマオリのおっちゃん。
きっと日本の方が耳にしたのなら、英語とも気付かないマオリ英語。。
ですが、私はマオリ英語が得意。
けっして自慢ではありません。
世界では使わない方がよい方言強すぎ英語。
kiwi英語は訛ってる?とか言われますが、世界のどこで使っても通じるブリティッシュ英語のひとつです。
何も心配なく学べる英語です。
ですが、ここまでのマオリ英語はわからない方がよいかも(笑)
私が会話をできてしまうのは、ニュージーランドでの国立専門学校(ポリテク)での経験。
経験といえば聞こえがよいが、地元の友達がマオリばかりだったがため。
ヒアリングがいたって苦手な自分ですが、こんなところでは経験がものをいう(笑)
チェックインを終えて、5分後。
「ヨシ、明日一緒に釣りにいこうぜ!いいとこ知ってんだぁ!」
すぐに友達!
いやいや、大切な旅の一日をおっちゃんと過ごして終わるのはお許しくださいね(笑)
釣りするにしても、ひとりでこっそり楽しむから。
1泊4,000円ほどの個室。
ここでもなぜかアップグレードをしてくれて、ベッドが2つのお部屋に。
キャンプサイトのお値段と大きな違いがなかったがための選択でしたが。。
あら、よかった!
ちょっとだけマオリ英語に慣れていてお得をいたしました。
でも、伊勢えびの小さな尻尾と1泊料金がまったく同じなのね。。
小さき男じゃのぉ(泣)
10日目 につづく。
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