あら珍しや、今回は真面目に少しだけニュージーランド情報。
ニュージーランドといえども、ここネイピア限定のお話です。
面白みにはしっかり欠けます。
ニュージーランドのゴミ回収もしっかりしてるのね!
そんな小さな「へ~」的なお話をどうぞ(笑)
日本が涼しくなれば、ここネイピアは暑ささえ感じる日差しの強さ。
そんな10月を直前にして、ネイピア市内では全世帯に専用のごみ箱。
ゴミ箱には、しっかり配布先の住所がシールされています。
ゴミ箱といっても、室内の家庭用ではありません。
屋外用、それもゴミ回収用のゴミ箱です。
高さは腰ほどにある緑に赤の蓋。
それが各世帯に1つ、無料で配布されたのです。
週1度、行政で回収される普通ゴミ。
10月からはこの専用ゴミ箱でなければ回収がされなくなったのです。
普通ゴミ以外のリサイクル・ゴミ(缶、瓶、段ボールなど)専用トレーは、すでに全世帯に配布済でした。
こちらも週1回の収集、3種類に分別、黒いトレーでゴミ出しです。
今回は普通ゴミの順番。
同じホークスベイ地方の隣町、ヘイスティングス。
ネイピアに先駆け、同じく全世帯で回収専用ゴミ箱の使用がスタートしていました。
そして10月の第一週、ついにネイピアでもスタート。
今までは黒いゴミ袋をスーパーなどで購入して、収集日に家の前に置いておく。
それが今日からは許されず、専用ゴミ箱を家の前、道の脇に置くことになります。
専用ゴミ箱以外は、ゴミ袋も含めて回収もされません。
それにしても、全世帯にしっかりしたゴミ箱が配布。
これだけでも相当の予算が使われているはず。
やるわな、ネイピア&ヘイスティングス。。
(それ以外の街については正確な情報もないのですが…)
ゴミ収集側としては、専用ゴミ箱になることにより大きなメリットがあるはず。
なによりも回収が楽になるのでは。
ゴミ収集のスタッフが、ゴミ袋を収集車に投げ込む作業がいらなくなります。
専用ゴミ箱内のゴミを収集車に滑り落とす、専用のマシン。
そんなマシンが収集車に装着されています。
ゴミ箱ごと持ち上げる、大きなスコップがグワ~ンと活躍。
中身のゴミだけを収集して、空のゴミ箱だけを残していくのです。
人口多く、マンションなどの集合住宅が多い日本では無理なことでしょう。
ホークスベイ地方の99%以上は一戸建てという住宅事情。
だからこそできる行政の活動ではあるのでしょう。
それでもやはり感心してしまう日本人です。
こういう税金の使い方は良いのではないでしょうか。
新品、赤い蓋のゴミ箱が、道端を望めば並ぶネイピアの10月第1週でした。
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