ネイピア、飲料水のお話です。

ニュージーランド情報

お水のお話、といえども、「この水を飲んだらすぐに治ります!」
そんないかがわしいことではないので、ご安心ください(笑)

ここネイピアを含むホークスベイ地方は、ニュージーランドを代表するワインの名産地。
日本もニュージーランドでも同様、お酒の産地には美味しい自然の水があるんです。

ですから、ホークスベイも美味しいお水が存在するはず。
実際、数年前までネイピアの水道水が他都市と比較しても美味しかった。
オークランドにも住んでいたので、これを雲泥の差といえるほどに違いました。

それがどうしたことか、ネイピアの水道水も他都市と同じになってしまった。
塩素の味が気になってしまう…
それまでがとても美味しかったがため、よけいに感じてしまうのです。

とはいうものの、日本もニュージーランドも、水道水が安心して飲める国。
これはきっと世界的には、とってもありがたきこと。

私が子供の頃は学校の校庭の水道水を、ゴクゴク飲んでいました。
それがいつの間にか、日本でも水道水は飲料水でないかのようになりました。
現在の子供たち、もしかしたらその若い親にとっても水道水は飲料水でない時代かもしれません。

贅沢な時代、恵まれた国に住んでいるからこそ、気になる水のお味。

ですが、安心して水道水を供給しなければならない行政としては、塩素消毒した方が楽に決まっています。
でもやはりネイピアやお隣のヘイスティングス市民からは、不満がよくよくあがったのでしょう。

それに加えて、水道管の老朽化にともなう水道管工事が頻繁に。
その影響でホークスベイ地方各地で茶色い水道水が確認されました。
これには市民から相当の苦情が…
こんな状況のここ数年…

行政も考えたのでしょう。
水道水問題が大きくなり、選挙にも絡んでくるように。
それが功を奏したのかわかりません。

行政でも、もう一度以前のような塩素を除去した水道水の供給が最近議論されています。

それと同時に写真のような飲料水ステーションが、両都市に設置されたのです。
その名も
「De-chlorinated Water Station」
脱塩素水、いわば塩素が取り除かれた飲料水の供給所!

はい、まさしくここの水が、以前のネイピアの水。。
やっぱりぜんぜん違うんです。
これぞゴクゴク飲める水!

私は昔から人並み以上に、もしかしたら倍、3倍の水分を補給しています。
水好き、夏でも冬であっても水は必ず手元に。

最近はこの水しか飲むことはありません。

ネイピア市内に1か所だったこの供給所、先週新たに親切されたのです。
場所は国立水族館の駐車場横。
(写真奥の建物が水族館!)
まさか、水族館で使った水の再利用ではないはず!(笑)

さっそく今日新しい供給所で飲料水をもらってきました。

え~前回、違う供給所で得た水を、写真と同じ15リットルのボトルで自宅に車で運びました。
その途中、ボトル先の蓋が外れておよそ半分を車の後部座席とその下にぶっちゃける大惨事。
車内のこぼした水を吸い取り、乾かすのに1週間も費やしました…(泣)

なので、今回はボトルを固定する箱も一緒に持参です。
しばらくはこの水を飲み続けるのです。

ちなみに、ネイピアの水道料金は無料。
というか、固定資産税にインクル、含まれているとも。。
日本式に使った分だけ水道料金が徴収されることもありません。
ニュージーランド国内でも、オークランドでは水道料金の高さが問題になることを考えると…

人間だけでなく、犬さん用の水飲み場も各地に設置されています。
恵まれていますよね。

世界のどこに住もうとも、飲料水を安心して供給されていることはとても大切です。
日本にいると当然のことですが、世界を見渡せばそうでもないはず。

そして美味しいお水が飲めるのならば、それは贅沢で嬉しいことです。

 

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