振り返ってみる! 千葉営業所 その2

人生を振り返る忘備録

前回の『その1』から1か月以上が経過してしまいました。
その間にも転居などがあったのですが、それよりも、あまり振り返りたくなかった… というのが本当かも。

ですが、ここをいつか乗り越えないと先に進むことができません。
一度初めてしまったら、ちゃんと続けましょう。

前回において、八丁堀での短い東京支店勤務から、千葉市での千葉営業所、新規開設メンバーとなった2年目社員。

これから、千葉営業所を軌道にのせるための営業活動が始まります。

まず関東平野のとんでもなく広いこと。
その頃はまだナビもなかったので、2人ペアになり、1人は地図を片手にナビゲーションです。
伝説のようになっていましたが、ある新車の営業車、半年後点検で、10万キロ近くになっていたことも。
鉄鋼、特殊鋼を扱う工場や企業に、徹底的に新規営業です。
アポイントなど取っていたら会っていただけません。

営業経験もほぼゼロに等しい社員が、毎日飛び込み営業。
テレビドラマでは見たこともある場面、あれが本当に現実として仕事となります。

怒号を受ける、「帰れ~!!」などは、本当に普通のこと。
物を投げられる…
水をかけられる…
つぶれそうな会社に騙されそうになる…

別に変なものを売っているのではありません。
製造業に関連する工場や企業が素材として必要とする鋼材、特殊鋼(わかりやすいところでステンレス)など。
またその先の加工部品などなど。
みなさんが日頃買ったりする消費財ではないのでわかりづらいですが、日本の産業には欠かせない物です。

日々、過酷な営業が続きます。
少しでも得意先を増やすために、どんなに小さな仕事でも受けなければなりません。
そうなると利益を確保するために、運送も営業がてら自分自身でトラックを運転したり…

この時の経験が、その先の人生にも影響します。
NZでは大型自動車免許も有し、トラックの運転もできる。
日本ではフォークリフト免許も有し、なんならフォークリフトの運転もできる。
引っ越しでも多いに役立つ、大型荷物の運び方なども当時の経験が。

そして何よりも営業というものを知りました。
営業マン、それぞれの人柄により全然営業の仕方が違います。
それを見て教わります。
マネをしてみてもダメ。
やはり自分に合う営業の仕方が大切だということを知ります。

先輩方の営業でもあった、押しの強い営業はやはり自分には無理。
よく優しすぎるとか上司にも怒られたり…

結局、いつも同じ。
それぞれの現場や企業の方と何とかお話をして、時に作業着で仕事を一緒にさせていただく。
知らないうちに自分も経験ないことを楽しんで教わって。。
そして何度と時を忘れて通ううちに注文をいただいて…

ですが、良い人ばかりではありません。
本当に営業マンを奴隷としか思っていない方もいらっしゃいました。
時に会社に帰った後の報告で、部長さんにあまりの酷さをお話すると。

「Y、それはお前の経験のなさだ!俺が話をしてきてやる!」
と、部長さんが言われ、部長さん自身がその方に会いに。

部長さんがそれから帰ってくると、
「あいつだけは許せん!俺は二度といかないから、Y、お前がずっと面倒みろ!!」
と、とんでもなくお怒り。。

そう、本当に訳わからないほどに、理不尽なことをする人もいるんだ~
理由などいくら考えてもわからず、対処すら許さない人もいる…
と若くして経験をし、学びました。

話しても、どうにも伝わらない。
話したらわかる人ばかりではない。

経験は契約先、営業先だけではありません。
職場においても大切な時間をもらいます。
同僚として、同じくつらい営業をする先輩方。
ノルマだけは順調に伸びるも、誰ひとりとして順調な営業結果がでない。
となると、企業には査定というものがあります、評価ですね。

新しい営業所だから、などはまったく加味されず、営業マン全員が最低評価。
後にわかるのですが、最低評価とは何か不祥事でも起こさないかぎり、ありえない評価だったのです(まさしく、これが大きな問題ともなります。)
そんな理不尽な!!と思うも、誰も言えない。
それより上司さえも、誰もかまってくれない、助けてもくれない。

ある時など、このままいくと営業マンのボーナスが女子事務員の方よりも低くなる…
と、上司が困った顔をしていました。

時が流れるも、住むは大都会。
全員が生活も苦しくなる…

ほんと、『同じ釜の飯を食う』とはこのこと…
みんなで同じツライ思いをした仲間。
年齢は違えど、ほとんどが関西出身で、なぜか千葉で働くことになった社員。
特に自分は最年少でしたので、可愛がられました。

ある時の朝、唯一の楽しみであるランチのお話。
「あそこの喫茶店のランチ、安くて量があって、美味しいぞ!」
そんな話を頻繁に登場する先輩の目さんと(目、一文字で、さっか)した後、いつも通りに営業で外出。

ランチタイム、その喫茶店に行くと、営業所ほとんどの営業マンがなぜか顔をそろえていました。
みんな聞き耳立てていたのね。
その時は顔を見合わせて笑って…
そんな他愛もないことが、記憶に残るものです(笑)

でも現実がはっきりしてきます。
営業所を新たに開くほどの売上も利益も作り出すことは不可能?
新規開設前の事前調査のミス?
みんなの頭には、そんなことがよぎりだします。

そして、段々と、会社の犠牲者、まさしくスケープゴートをどうするか、という様相を呈してきました。
この営業所をどう始末するか…

他の同期とは比較できないほどの経験を積んだ社員に知らずなっていました…
今では吸わなくなって25年のたばこ、当時は一日3箱を空にするほどのストレスで体調もボロボロ…

そんな時、自分にまた新たな事変が起きるのです。
この時、まだ入社3年目の半ばなのに…

あんまり暖かいお話にならなくて…
すみません。

でも今があるのは、この時の経験があるから。
時に経験はツライ、悲しいことが後に明るく生きてくるんです!

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