ブログを再開してから、今回が100回目の投稿のようです、まだ毎日しております。
100回には何の意味もございません。
目標1,000回のまだ10分の1にすぎません。
「石の上にも3年」よく言ったものです。
そのぐらい何事も続けたら、何らかの妥当な結果、そして経験となるのではないでしょうか。
結果といっても良いことばかりではありません。
続けてみましょう。
今回は阿川弘之さんです。
歴史に残る小説家、そして娘さんは阿川佐和子さんでご存知な方も。
ニュージーランドに住んでいる今でも、ずっと一緒についてきています、この本。
発行は昭和57年。もうすぐ平成も終わりを告げますが、35年前のこと。
古本として購入した覚えがありません。
ということは最初に読んだのは中学時代でしょうか。
その内容を今でも覚えており、捨てずにずっと残る本です。
といいましても、衝撃的とか超感動という小説ではありません。
この愛読書シリーズでは、ほとんどネタばれしないと決めています。
ですが、もう作品名そのままです。
会社を退職してカレーライス屋さんを始める男と女。
そしてほほえましく進む恋愛…
もうそんな感じです。
新たな元号を迎える今でも、この昭和の青春小説は読者を幸せにしてくれます。
中学時代にこの本を読み、大切に思っていたということは、すでにサラリーマンは自分に向かないことをどこかで自覚していたのかもしれません。
自分が会社を退職してからもう23年ほどになります。
それからは色々な業種ではありますが、ずっと自営です。
どんな業種であっても、基本は小説内のカレーライス屋さんと同じです。
業種ごとに専門的な知識や技術を求められても、その土台となることは何ら変わるものではありません。
自分にもあった少年時代から、すでに今の自分の礎を知らず知らずに作り上げてきたのかもしれません。
太郎物語と同じく、この本との出会いも将来の自分に大きな影響を与えた本だと思います。
今でも結構人気のある本、古本屋さんでも購入できるかと。
新たなことを始めたい、そんな時にぜひおすすめします。
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