【No.992】愛読書 53 ~ 「面白い小説 後編」

Yoshiの 愛読書

面白い小説 前編」に続く、後編。
あと4冊の小説をご紹介して、心残りなくしておきましょう。

最初は4冊にしようと思うも、絞ることに失敗。
結局、前後編の8冊で勘弁していただくことにしました。

世界には面白い小説など星の数ほどあるのに、なぜにこの8冊?
それは私が好きだから。
ただそれだけのことです(笑)

肩肘張らずに楽しむことができる小説ばかりです。
今回も青い小説タイトルをクリックしていただくと、以前のご紹介ページに飛んでいきます。

真保 裕一 著 「奪 取」

火曜サスペンスのBGMから始まりそうな小説。
題材は「偽札」
顔の整形をしたりとなんでもありの逃亡劇。

ハラドキものだけではなく、さすがの真保さん。
それぞれの人柄と人間模様がよく表現されていて面白いんです。

真保さんの小説では「ホワイトアウト」も大好き。
奪取の方が気楽に読めるのですが、よろしければこちらもどうぞ。

山田 詠美 著 「ぼくは勉強ができない」

山田詠美さんの傑作小説です。
何度読んでも面白い。

勉強の成績が良いことが賢いのではなく、生きる術に長けている主人公。
曽野さんの「太郎物語」にも通じたことがあります。
やっぱりこういう人柄に憧れるんでしょうね(笑)

とっても薄い小説です。
あっという間に読めてしまいます。

でもしばらくすると、また読みたくなる名作です。


乃南 アサ 著「凍える牙」

やはり乃南アサさんの小説をご紹介せずに終わる…
それは私が許しません。

乃南さんの小説、どれも好き。
文体も好きな作家さんです。

「凍える牙」は、女刑事・音道貴子シリーズの最初。
これ以外にも5作品ほどあるかと思います。

音道貴子シリーズの魅力にハマれば、必ずすべての作品を読破したくなるもの。
続編が世に出ないことに残念さを感じることでしょう。

乃南さんの小説はハズレがないので、色々お楽しみください。

宮本 輝 著「草原の椅子」

最後を飾る小説は、宮本輝さん。
宮本輝さんの作品が2冊となってしまいます。
それも仕方なし、外せませんでした。

この小説を読むだけで、優しくなれる。
心美しくなることができるのです。

私は何度も読んでいるので、本当に心綺麗!(笑)
おかしいなぁ…

登場人物みんなが魅力的で心美しいんだ。
どうせ小説を読むのなら、こんな本が一番良いはず。

宮本輝さんの他作品、「ドナウの旅人」「錦繍」「流転の海」「優駿」…
まだまだ多くの素晴らしい小説があります。
作家さんを追いかけて読むのなら、宮本輝さんをオススメです。

気合を入れて長編もいとわない、時代小説だって大丈夫さ!
そんな方には、池波正太郎さんに突き進んでください。
底が見えない沼、でもずっと楽しい小説の世界がお待ちです。

私のように浅はかな人間が司馬遼太郎さんに進んでみると、溺れて気絶してしまうかもしれません(笑)

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