忘れないうちに書いてしまいましょう!
前回の愛読書、「アマルフィ」にて宣言通り。
今回も真保裕一さんの傑作です。
きっと代表作、アクション・サスペンス小説。
「ホワイトアウト」
日本最大のダム施設を武装勢力に占領をされる。
ダム下流の住民を人質に奪取した身代金を、再び取り戻し、そしてダムを脱出。
主人公は電力会社・ダム職員です。
「笠原」は人質の命を救うために大活躍をする、ハラハラドキドキの小説です。
けっこう長編ですが、展開も早く、一気に読み進めてしまいます。
前回の「アマルフィ」同様に、織田裕二さんの主演で映画化されました。
映画も面白かったのですが、そこは小説に勝ることはありません。
主人公を中心にした人物の個性を細かく描かれている。
それが、まさしく真保さんの小説です。
「ホワイトアウト」の意味は、雪嵐の中で方向感覚を失ってしまうこと。
私も日本海側の雪国に住んでいたことがあるので、ホワイトアウトに近い経験もあります。
それより父が長く電力会社に勤めていたので、ダムも含めて電力施設は身近に感じます。
なので、小説を読んでいても細かいダム内の描写にも違和感なく読むことができた小説。
私も再び読みたくなってきました。
真保さんの小説が始めなら、「アマルフィ」より先にこの「ホワイトアウト」を先に読むことをオススメします。
こちらこそが真保さんの小説!と言えるものです。
もちろん、どちらも楽しめることは間違いなし!
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